会社に夢を語れる人が消えた日

「なぜ今これを開発しているのか」というモヤモヤが出てきてしまったので雑に書いてみる。 うまくはまとめられないので察してほしい。

※想定しているのは割と小規模でメンバーも20人もいないくらいの「ガンガン行くゼェ!」みたいなとき プロダクトオーナーなどがいれば解決しそうではある。

複数のサービスを運営して収益を得ている会社は多いと思う。運営しているということは、絶対サービスを企画し立ち上げた人がいるわけだ。 最初のサービスの企画者はFounderパターンは多いと思う。それ以降のサービスは、中途入社の熱量がある社員だったりする。

熱量のある企画者は何かor誰かしらの「課題」を解決しようとしてサービスを企画し立ち上げる。*1

サービスを立ち上げ初期はチームメンバーも少なく、企画者の「課題」が共有されおり、みんなその「課題」どのような方法を取れば、一番解決できるのかを話し合い、ユーザーにヒアリングし機能に落とし込んで実装する。 みんなが大なり小なりサービスを考えて、自分の仕事の質をあげようとしている。 この繰り返しを行うことで、初期の想定ユーザー課題を解決しつつ、様々な知見が溜まりサービスのさらなる可能性を広げていく。

サービスがフェーズを順調に登って行くと、それに関わる人(社員)ももちろん増加傾向になる。人が増えて行くことはとても良いことでリソースが増えるので課題解決のサイクルの「質」x「量(回数)」のどちらも向上する。しかし人が増えると企画者の熱量や思いをうまく伝播させ、同じベクトルを向いて仕事できる人が少なくなってしまう*2。まだこの時点だと取り戻せる。 やりようはいくらでもある。本当に

最悪のパターンの企画者が退職している場合、最初の熱量・課題を言葉や行動にすらできない。 そうすると自分の仕事が何につながっているのかがわからなくなってしまう。 「ユーザーの課題を解決しようとした小規模のサービス」と「仕事をする人」がそこに残る。 何か行き詰まったときに「微成功しているサービスのコンテンツ」や「先人たちの思い」みたいなのがあってピボットもうまく決まらない。 そうするともうサービスとして停滞となる。うまくいかすことも殺すこともできない。 変にマネタイズしようとして広告をいれたり、KGIがないKPIの数字改善を行い始める。

何をしようとしてたんだっけ?の無限ループ。終焉。 サービスをいい意味で破壊してくれる人が来るのを待つだけである。

おやすみ

*1:利益が1番で「儲かる」ところにサービスを打つ場合も多々あると思っている

*2:振られた仕事を全うしていれば良いの考えの人は別世界の人